色んなアンサー

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映画「運び屋」の見どころ

※目次

 

こちらの映画は、アメリカで過去に実在した麻薬の運び屋のお話を基に作られた作品となっております。

 

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監督・主演は、クリント・イーストウッド

 

それでは、物語の成り行きと見どころについて紹介していきたいと思います。

 

<個人評価点>

満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星8

<記事読了時間>

約4分

 

※1部ネタバレあり

 

成り行き

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主人公のアール(クリント・イーストウッド)は、デイリリーと呼ばれる花の栽培とその販売で夢中になり、家族サービスを一切行っておりませんでした。それは、実の娘アイリス(アリソン・イーストウッド)の結婚式ですら仕事を優先して参加しなかったほどです。そして、ついに家族から愛想を尽かされ見放されてしまう事となったアール。

 

さらに、時が経ってそれに追い打ちをかけるかの如く自分のすべてであったデイリリーがインターネットの普及(アールはインターネットを見下していたのでライバル会社に先を越された)によって売れなくなってしまい、自身の会社も資金難に陥ってデイリリーを栽培していた土地が差し押さえられてしまう事に。

 

すべてを失ったアール・・・。そんな時、アイリスの娘である孫娘ジニー(タイッサ・ファーミガ)の結婚式が迫っていたのでした。また、家族に見放されていてもジニーだけがアールに優しく接してくれていたのです。お金もない、家族との関係も最悪なアール・・・。果たして、彼の取った運命とは⁉

 

染まっていくアール

 

デイリリーをもう一度栽培したい、家族ともう一度やり直したい、ジニーの結婚式に参加したいアールでしたが、まずお金がありませんでした。そこで高額のアルバイトがあると聞いて手を出したのが麻薬の「運び屋」でした。

 

何を運んでいるのかも知らされないアールは、内心ヤバい物だと不安になりつつも高額のギャラに目を奪われてしまい、当初は一回だけのつもりが何度も運び屋を引き受けてしまう事となります。その結果、土地の権限を取り戻したり、車を新調するためにリーンカーンを買ったり、友人の勧めで資金援助をするなど次第に金使いが荒くなっていくのでした。

 

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この人間が徐々に落ちていくシーン、その反面、資金的に満たされていくシーンなんかは、うまく表現されていて観てて面白かったです。

 

悪との温度差

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御年90歳となるアールでしたが、車の運転において生涯無事故無違反でした。また、仕事っぷりも堅実で決して無理をしないマイペースなアールは、麻薬の密売人達から大いに評価され、気に入られてしまうのです。

 

リンカーンを新調した時を筆頭に屈強な悪人達から散々にイジられるアール、携帯の扱い方を悪人達から教わるアール、見張りを付けられるアール、そして悪人達に銃を突きつけられ脅されるアールと色んな場面で悪人と普通の人間との温度差みたいなのが感じられてリアルでした。

 

苦渋の決断

 

麻薬を運ぶ際に仕事の中断、及び連絡が取れないのは密売組織の中で御法度でした。

 

順調に麻薬の運び屋を続けていたアールでしたが、そこに最大の試練とも呼べる出来事が起こってしまいます。なんと、麻薬を運んでいる時に最愛の妻であるメアリー(ダイアン・ウィースト)が危篤となってしまうのです。ジニーからの電話でした。「仕事でいけない」と最初は断ったアールでしたが・・・。

 

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ここで仕事を放棄しては必ず自分は殺される・・・。かといって、メアリーにもしもの事があったら・・・。俺は、一体どうすればいいんだ・・・。この一連のシーンも見どころ満載ですね。そして、悩んだ挙句アールは苦渋の決断を下す事となるのですが。

 

以上となります。

 

最後まで御覧頂き、とても感謝しております<(_ _)>

 

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