※目次
こちらの映画は、ボーンシリーズの第3弾となる作品となります。その名も「ボーン・アルティメイタム」。
前作の「ボーン・スプレマシー」にて、ベルリンのCIA包囲網から抜け出し、単身ロシアのモスクワを目指したジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は、恋人を殺したロシアの刺客をカーチェイスにて葬り、その刺客を雇っていたロシアの石油王も刑務所送りにし恋人マリーへの復讐を成し遂げる事となりました。
しかし、依然としてCIA内部でトレッドストーン計画に携わっている連中から追われ続けるジェイソン・ボーン。1作目、2作目と失った記憶で苦しみ、執拗に狙われ続けてきたボーンは、この作品でついにその失った記憶を取り戻す事となります。そして物語はいよいよ終盤へと突入して行くのでした。
<個人評価点>
満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星7
<記事読了時間>
約4分
※1部ネタバレ有り
サイモン・ロスというイギリスの記者
モスクワでマリーの仇討ちを果たしたボーンは、刺客から受けた銃弾で負傷してしまいますが、かろうじて追ってからの追撃から逃れる事となります。そして、傷の手当てを施している時にトレッドストーンに関連すると思われる施設と2人の人物の記憶が蘇ります。
また、トレッドストーン計画から移行した「ブラックブライヤー」計画の事について記事で暴露していたサイモン・ロスという記者の存在を知り、その情報元を確認すべくロンドンへ向かいロスと接触を図ろうとします。
一方、CIA側でもサイモン・ロスを良しとしないノア・ヴォーゼン(デイビッド・ストラザーン)が中心となって、ロスを拘束する為、ロンドンに特殊要員を派遣したのでした。
サイモン・ロスを巡っての攻防戦
ロスの携帯番号を入手したボーンは、駅で待ち合わせする事にしますがロスの動向を探知していたヴォーゼン達によってロスが追跡されてしまいます。そこで、プリペイド携帯を現地で入手したボーンは、ロスの背後からさりげなく接触しロスのポケットの中に入れ、通話が他に漏れないように段取ります。
携帯電話からボーンが指示する通りに動いたロスは駅で混雑する人を利用し巧みに追ってからの追跡から逃れますが、途中でへまを犯し監視カメラにて居場所を特定されてしまいます。
ボーンの手助けもあって1度は助かったロスでしたが、凄腕のスナイパーによって結局は殺されてしまいます。ろくに話す事が出来なかったボーンは、記者が持っていた手帳だけ持ち去りその場を後にします。ロスとの絡みで監視カメラに移ったボーンを見たヴォーゼンは「ジェイソン・ボーンを発見した!奴を殺せ!」と抹殺を命じたのでした。
ニール・ダニエルズという男
ボーンを確認したボーゼンとパメラ(ジョアン・アレン)でしたが「ボーンの追跡は不要」とするパメラと「ボーンを抹殺する」という意見に分かれますが、CIA長官のクレイマーが「ボーンの追跡を実施する」と決めたので、再びボーンはCIAから追われ続ける事となります。
ロスの手帳を奪ったボーンは、ブラックブライヤー計画の全容を調べると同時にロスに情報を流したとされるスペインのマドリードCIA局長ニール・ダニエルズの存在を知る事となり、そのダニエルズを追ってマドリードへと向かいます。また、ヴォーゼンらもボーンの次の狙いがダニエルズだと推測しマドリードへ特殊要員を派遣したのでした。
しかし、ダニエルズは留守でした。そして、ボーンと特殊要員との戦闘が始まり勝利したボーンの元へダニエルズの秘書であるニッキー(ジュリア・スタイルズ)が現れたのです。ニッキーは、ここでボーンに「ダニエルズはモロッコのタンジールへ移動した」と伝え、行動を共にする事となります。
タンジールでの死闘
ニッキーの裏切りとボーンとダニエルズが接触してブラックブライヤー計画の全容が暴露されてしまうとまずいと思ったヴォーゼンは、タンジールに特殊要員と凄腕暗殺者のデッシュを派遣し「ダニエルズを抹殺してしまえ!」と指令します。
「ダニエルズの命が危ない!」と直感したボーンとニッキーは、暗殺者を特定すべくニッキーがデッシュに接触を試み任意の携帯を渡しGPSを利用してデッシュの跡をボーンが追跡する事となります。しかし、後一歩の所でダニエルズはデッシュの爆発攻撃の前に殺されてしまいます。
そして、ヴォーゼンから「今度はボーンとニッキーを殺せ」と命令されたデッシュは、2人を殺す為タンジールの街中を猛追する事となります。ボーンとニッキーは、デッシュの猛追の前に逃げ延びる事が出来ず、民家の中で激しい格闘が繰り広げられます。今回もなんとかデッシュを退ける事が出来たボーンは、ニューヨークに手がかりがある事を知り、ニッキーを残して飛び立つ事となります。
CIA内部で敵対するヴォーゼンとパメラ・・・。パメラは、味方なのか敵なのか・・・。
そして、記憶に浮かび上がるダニエルズともう1人の男の正体とその施設・・・。
単身、アメリカへと渡ったボーンに待ち受ける運命と現実とは( ゚Д゚)
※ボーンシリーズ2
※ボーンシリーズ最終章