※目次
こちらの映画は「ダイハードシリーズ」や「アルマゲドン」等で大ヒットを連発したハリウッド大スターのブルース・ウィルスと「スターウォーズシリーズ」で一躍有名になったイケメンカナディアンのヘイデン・クリステンセンによるクライム・アクション作品となっております。
学校でイジメに苦しむ息子ダニー(タイ・シェルトン)を男にする為に、狩猟を教えようと田舎の実家へと家族を連れていったウィル・ビーモン(ヘイデン・クリステンセン)。しかし、そこで予想だにしなかった事件に巻き込まれてしまうウィルとダニーでした。
この映画の1番の見どころとしては、息子がとある事件に巻き込まれある男に誘拐されてしまうのですが、その誘拐犯が実は「良い奴」で息子と親交を深めていく所だと思います。
この誘拐犯が「悪者ではない」ってだけで、実に珍しい映画だとは思いませんか?
<個人評価点>
満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星7
<記事読了時間>
約5分
※1部ネタバレ有り
イジメに苦しむ息子を狩猟へと誘う父
アメリカのニューヨークで暮らすビーモン一家は、父のウィルが証券会社の社員で母のローラ(メーガン・レオナルド)が看護師、息子のダニーが小学校に通う3人家族でした。しかし、息子のダニーが学校で度々イジメを受けており、その事でローラが深刻に悩んでおりました。
そして、再三に渡るイジメに耐え兼ねたローラは、ウィルに相談します。相談されたウィルは、会社で長期休暇を申請し家族3人で久しぶりに田舎の実家に帰省する事を提案し、車で祖母のドッティが暮らす実家へと向かう事となりました。
実家に帰ったのはウィルに1つの狙いがあったからでした。その狙いとは、イジメで苦しむダニーに狩猟を教えて「男らしさ」を伝えたかったからです。
ハウエルとの再会
実家があるアメリカ・ペンシルバニア州へと向かったビーモン一家は、その道中でうっかり運転ミスをしたウィルが警察に補導されてしまいます。その警察官がウィルの亡き父親の友人であった地元警察署長のマーヴィン・ハウエル(ブルース・ウィルス)でした。
そしてハウエルは、ウィルを見るなりその成長した姿と同郷のよしみでこれを見逃しました。また、別れ際に「最近銀行強盗が発生したばかりだから気を付けろよ!それと安全運転な!」と言い残し、その場を後にします。
その後、実家へと辿り着いたビーモン一家はそこでドッティと熱い抱擁を交わし、早速ウィルは息子のダニーを狩りに連れ出したのでした。父の形見であるライフルを取り出したウィルは空き缶を使って的を設置し、ダニーに銃の使い方を説明します。
謎の男同士による争い
何発か失敗を重ねた後、空き缶に命中する事が出来たダニーを見てウィルは満足しその日の練習を終え一晩泊まった後の翌朝の実戦へと備える事としました。そして迎えた早朝、オジロシカを探しにウィルとダニーは、森の中へと侵入します。
ところが中々オジロシカが見つからない上に雨も降ってきて次第に状況が悪化していきます。そんな中ついに2人はオジロシカを発見し、そーっとターゲットスコープに目をやるダニーでありましたが、オジロシカが他から鳴る音に気付いて逃げてしまいます。その音とは、2人の男同士による雑音からでした。
「何か意味深な会話」をしている事に気づいたウィルは、ダニーを抱きかかえ小屋の壁に隠れて2人の会話を盗み聴きします。しばらくして会話が決裂した2人による衝突が起こり片方の男が謎の鍵を地面に投げ捨て、もう1人の男に銃で撃たれてしまうのでした。すると、銃声にビビったダニーが物音を立ててしまい、銃を使った男に2人の存在がバレてしまいます。
「そこにいるのは誰だ!」と男は小屋に向かって銃を乱射します。そして、逃げ切れないと思ったウィルが、ライフルでその男を狙撃して殺してしまいます。すると、その男は警察官のバッジを付けていたのでした。
息子のダニーが拉致されてしまう
正当防衛とはいえ、警察官を殺してしまい動揺するウィルでしたが、息子をまず落ち着かせました。また、その警察官に銃で撃たれた男が意識はないがまだ生きていた為、急いでドッティの家まで運び出し看護師であるローラに事情を説明し、治療を依頼します。その男の名前はリーバイ・バレット(ジーシン・アンソニー)で、ローラの治療によって銃創は取り除かれ一命を取り留めるのでした。
しばらくしてリーバイが目覚め息子のダニーが人質にされてしまいます。彼の要件は、地面に捨てた謎の鍵を警察の手に渡る前に取り戻す事でした。息子を救うためウィルは、その要件を呑みダニーとリーバイを連れて殺害現場にある鍵を探しに車で向かいます。
すると、そこに1人の警察官がいていきなりこちらに向かって銃を乱射してきたのです。そして、リーバイが息子を連れてそのまま逃げてしまったので、ここでウィルとリーバイと警察官による激しいカーチェイスが繰り広げられますが、結果ウィルは息子がリーバイに拉致されたまま逃げられてしまうのでした。
その後、ハウエルと地元警察官に事情聴取されたウィルは、「リーバイが警察官を殺した」という虚偽報告をし、また鍵の在りかも伝えませんでした。そして、その報告を怪しいと推測したハウエルから追跡されてしまう事となります。
ウィルは、何故嘘を付いたのか?また、謎の鍵とは一体何なのか?
一方、拉致されたダニーはリーバイから「鍵さえ返してくれれば必ず親の元へ返す」「乱暴は絶対しない」「テレビゲームをしよう」等、誘拐犯にしては不気味なくらい優しかったのでした。
リーバイは、何故こんなに優しいのか?
続きは、観てのお楽しみです( ゚Д゚)
※ブルース・ウィリス映画の前記事