色んなアンサー

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映画「キリングゲーム」の見どころ

※目次

 

こちらの映画は、2大ハリウッドスターであるロバート・デ・ニーロVSジョン・トラボルタのサスペンス・アクション映画となっております。

 

対決のきっかけとなったのが、1990年代の東欧で起きたユーゴスラヴィア紛争の1つであるボスニア・ヘルツェゴビナ紛争でした。この紛争によって生じた死者数は延べ20万人以上とされ、第二次世界大戦以来最悪の大惨事だったのです。当時、サソリと呼ばれるセルビア側の武装勢力に所属していたエミール・コヴァチ(ジョン・トラボルタ)は、祖国の方針の元ボシュニャク人という民族を差別し、強姦したり強制出産させたりと非道の限りを行っておりました。

 

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しかし、そんな地獄となったバルカン半島にアメリカの手が差し迫ってきます。まずは各主要施設への空爆、そして各軍事施設の摘発と。そうした中、コヴァチ所属のサソリもベンジャミン・フォード大佐(ロバート・デ・ニーロ)率いるアメリカ軍に攻め立てられ、捕虜にされてしまいます。その後、重罪人として次々と処刑されていくサソリのメンバーコヴァチもその1人でしたが、何故かメンバーで唯一生き居残ってしまうのでした。そして、生き残ったコヴァチは復讐の炎を燃やす事となるのです。

 

<個人評価点>

満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星7

<記事読了時間>

約5分

 

※1部ネタバレ有り

 

アパラチア山脈で定年生活

 

大金を片手にコヴァチという男がセルビアのレストランへと入ります。待ち合わせの相手は、情報屋でした。そして、持っていた大金と引き換えに情報屋から元アメリカ軍人の個人情報を取得します。コヴァチは、個人情報の中の1人の男を見て嬉しそうに言いました。「18年もこの時を待っていた」と。

 

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一方、雄大な自然に囲まれた山で空を飛ぶイーグルを微笑ましそうに眺めている老人がいました。彼の名は、ベンジャミン。アメリカ北東部からカナダへと広がるアパラチア山脈で定年生活を送っておりました。また動物の写真を撮ったり、料理をしたり、読書を楽しんだりと一見悠々自適な生活を送っているように見受けられますが、どこか暗い面影がある不思議な男でした。

 

そんなある日、息子のクリスから「孫の洗礼式に参加してくれないか?まだ、一度も会ってないわけだし」と電話がかかってきます。しかし、ベンジャミンは「用事があるからいけない」と断ってしまうのでした。それは、離婚した元妻の旦那が参加するからでした。そして次の朝、戦争の時の古傷が痛んでしまった為、常用しているアスピリンを服用しようとしましたが既に無くなっていたので、車で薬局に向かう事としました。

 

ヘラジカの狩猟許可

 

森の中にある小道をひたすら車で走るベンジャミン。しかし、突然車が故障してしまいます。ベンジャミンは、すぐさまボンネットを開けますが対応出来ません。すると、横から不審な男が現れ親切にも車を直してくれました。彼は、コヴァチと名乗る男で「狩りをする為にこの山を訪れた」と言ってきます。

 

ベンジャミンは、コヴァチからの助けに感謝します。しかし、古傷の痛みがさらに増してきたのでその場を後にして薬局へと急ごうとしますが、突如大雨が降ってきます。そこで、大雨によってコヴァチの身を心配したベンジャミンは、薬局へ行く事を諦めコヴァチを車に乗せ自宅へと引き返したのでした。

 

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その後家に入った2人は、料理を共に食べ酒を酌み交わしお互いの弓を自慢したりして会話を楽しんでおりましたが、ベンジャミンは戦争の話をコヴァチからされると口を噤みます。まるで何かから逃げているようでした。また、国からヘラジカの狩猟許可を得たコヴァチが「翌朝、共に狩りに行こう」とベンジャミンを誘います。しかし、ベンジャミンは「用事がある」と断ってしまいます。そして、雨が上がったのでコヴァチはそのまま泊まらずにベンジャミンの家を後にしたのでした。

 

懺悔

 

翌朝、ベンジャミンは一度は断ったがコヴァチと共に無線機を持ってヘラジカの狩猟へと向かいます。そして「先手は、貴方に譲る」とされたベンジャミンは、ヘラジカを見つけて弓を構えます。しかし、ベンジャミンは何かが頭をよぎるのかヘラジカを射る事が出来ません。

 

そこにコヴァチから「やっぱりな!アンタは変わったよ!」と無線が入り、いきなり自分目掛けてコヴァチの矢が飛んでくるのでした。コヴァチからの突然の不意打ちに動揺するベンジャミンでしたが、コヴァチの口からボスニア・ヘルツェゴビナ関連の会話が出てきた事でその目的を察知し、臨戦態勢に切り替えます。

 

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しかし、自分の弓が壊れてしまった事によって防戦一方となったベンジャミンは、度重なるコヴァチの放った矢が自分の足に突き刺さってしまいピンチを迎えます。そして、コヴァチに捕らえられその体も紐で宙づりにされるのでした。その後「神に向かって自分の過去の行いを懺悔せよ!」とコヴァチに声を荒げられるベンジャミンは、近くにあった桟木でコヴァチの頭を強打し、持っていたナイフで足の紐を切りその場を脱出するのでした。

 

形勢逆転

 

脱出後、ベンジャミンは軍役時代の知識を生かして火を起こし暖を取って近くにあった材木をナイフで加工して1つの弓を作りました。度重なる無線機を通してのコヴァチの不気味な発言。あえて寡黙を貫くベンジャミンは、自分の自宅へと向かいました。すると、孫を連れた息子夫婦が自分の家に訪れていたのでした。まだ、一度も孫の顔を見た事がないベンジャミンはどうしたものか思案している中、向こう側の木陰から人影が見えたのでした。

 

その人影とは、弓の的を息子夫婦に向けたコヴァチでした。無線越しで「俺と戦争しなければ息子夫婦の命はない」と脅迫してくるコヴァチ。それに感極まったベンジャミンは「わかった。お前の言う通りにする。お前と戦争してやるから息子夫婦の命は助けてくれ!」と返したのでした。

 

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そして息子夫婦がその場を去った後、ベンジャミンの家の前にあった酒を飲むコヴァチでしたが、その口元にベンジャミンの放った矢がクリーンヒットするのでした。あまりのダメージに気を失ったコヴァチは、そのまま両手両足をベンジャミンに縛られ拘束されてしまいます。そして、目が覚めたコヴァチに待ち受けていたのがたくさんのレモン汁を1つの容器に溜め込んだベンジャミンからの拷問でした。まるで形勢逆転となったベンジャミンとコヴァチ。

 

しかし、コヴァチもこのままでは黙っていませんでした。引き続く反撃の反撃!両者が一歩も譲らないこの熱き戦いは、どちらに軍配が上がるのか( ゚Д゚)

 

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 ※ジョン・トラボルタ映画の前記事