※目次
いきなり出演者全てがキューブ(CUBE)の中に閉じ込められた状態で、物語が始まってしまうという今までにない新感覚なホラーサスペンス映画となります。また、この映画には特に主人公という者は存在しません。
謎のキューブ内には出口が1つしか存在せず、そして出口に到達するまでに数々の「トラップ」が出演者達の前に立ち塞がっていたのです。また、そのトラップの1つ1つ全てが「即死」に繋がってしまうという恐ろしいモノでした。
人間の持てる全ての頭脳と精神力を駆使して、この難解なトラップに挑む者達。果たして、無事に生還する事が出来るのでしょうか?
<個人評価点>
危険さ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星9
<記事読了時間>
約3分
※1部ネタバレ有り
サイコロトラップ
最初の犠牲者となるのは、スキンヘッドの男オルダーソン(ジュリアン・リッチングス)でした。彼は全体的に光が籠った部屋で急に目覚め、自分に何が起こったのか分かる術もなく、ただ茫然と部屋全体を見渡したのでした。
部屋の四方には扉が有り、他は何もありませんでした。そして扉が開いていたオレンジ色に輝いた部屋に、まるで何かに誘導されているかのようにオルダーソンは向かってしまったのです。
すると部屋に入った途端、細いワイヤー状のようなものがオルダーソンに襲い掛かり、体をサイコロ状に切断されてしまったオルダーソンはそこで即死してしまい、この映画での最初の犠牲者となってしまったのです。
閉じ込められた人間達が一同に介する
ワース(デヴィッド・ヒューレット)の部屋に入り込んだクエンティン(モーリス・ディーン・ウィント)を皮切りに、後からハロウェイ(ニッキー・グアダーニ)、レブン(ニコール・デボアー)とレン(ウェイン・ロブソン)らが、一同に介す事となります。
皆この状況に困惑しお互いの情報交換を始めます。
職が警察官で乱暴な面もあるが頼れるリーダー的存在の黒人男性クエンティン、何かと軟弱な男ワース精神科女医のハロウェイ、数字に強い女学生レブン刑務所の脱獄犯で罠を識別する力のあるレンの個性溢れる5人でした。
レンの発案と失敗
食料も水もない状況で焦る5人は、キューブからの脱出に向けまず部屋の構造と仕組みを分析し、部屋の様々な色と罠は関係していない事に気づきます。また、隣の部屋に入る前に「靴を投げ入れてその部屋に罠があるかないかを調べる」事をレンが発案しました。
まるで脱獄犯の知恵を聞かされたかのように皆、このレンの発案に賛成し新しい部屋に移動する事を決意します。
早速、靴を部屋に投げ入れてみたレン。
部屋は、その靴に全く反応しませんでした。これで安心したレンがその部屋に入ってみると・・・。
レンの頭上に突如「酸」が降ってきたのです。そして、酸に侵されたレンの顔が半分に溶けてしまい即死してしまうのでした。
自閉症のカザンとの出会い
レンの死に激しく動揺する4人は、色々試行錯誤しますが良い案が出てきません。しかし、部屋を繋ぐ通路内に3桁の数字が表示されている事をメンバー達は気づきます。
そこで、数字に強いレブンが「3つのどれかが素数であると罠」だと発見します。
※これまで見た部屋で罠があった部屋の番号が083、137、149であった為
そして、素数ではない頭上の扉を開いてみるとカザンが落下してきたのです。自閉症のカザンは「青い部屋がいい」と訳のわからない事を言って、ずっと上の部屋に閉じこもっていたのでした。
しばらくして、レブンが発見した「素数の部屋が罠である」事も結局は勘違いに終わってしまったので途方に暮れてしまう5人・・・。
そこで、静かにワースが口を開くのでした。
不可解な数字と答えの見えない迷路で、一体どうなってしまうのか?また、ワースは何を口にしたというのか?
是非、皆さんもこのキューブの世界に入ったつもりで色々と考えてみて下さい( ゚Д゚)