※目次
インセプションに続きレオナルド・ディカプリオ主演の映画となり、こちらの作品でアカデミー賞に輝きました。
時は西暦1823年、アメリカ北西部の極寒地帯であるロッキー山脈を舞台とした物語です。ちなみに、この映画は実話を元にしたモノだそうです。
<個人評価点>
満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星8
<記事読了時間>
約3分
※1部ネタバレ有り
毛皮ハンター
主人公であるヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、動物を狩猟しその毛皮を売って生計を立てている毛皮ハンターの1人でした。しかしそれも平和なモノではなく、とあるキッカケでロッキー山脈一帯を縄張りとする先住民達からの襲撃を受けグラスの仲間達は多大な犠牲を被ってしまい命からがら川を下り、逃げ延びる事となりました。
そして、先住民達に対処すべく隊長であるアンドリュー・ヘンリー(ドーナル・グリーソン)は、チームを編成し出撃しますが、先住民達の返り討ちに遭ってしまい乗ってきた船も捨ててしまう有様で、砦(拠点)への退却を余儀なくされてしまいます。
グリズリーとの死闘
道案内として同行していたグラスは、先住民の妻との間でできた息子ホーク(フォレスト・グッドラック)と共に行動しており、船を失って砦に戻る術を失い動揺しているヘンリーに、徒歩で山越えする事を進言しました。
グラスの進言を取り入れたヘンリー一行は、極寒で辺り一面の雪景色を徒歩で砦に向かう事となりますが、その道中で事件が起きてしまいます。
見回り中のグラスが、子連れのグリズリーに遭遇してしまい子を守らんとする母親グリズリーからの猛攻を受け、グラスも必死に抵抗し、持っていたナイフで母親グリズリーを刺殺しますが、自身も瀕死の重傷を負ってしまいます。
ジョン・フィッツジェラルドの裏切り
ヘンリー一行は、瀕死のグラスを一度は助けようとしますが、現地で治療を施しようがない程の傷をグラスが負ってしまっており、このままでは死を免れないと悟ったヘンリーは苦渋の決断の末、グラスをこのままこの地に放置し見捨てる事に決めました。
息子であるホークは、何とかして父グラスを助けてやって欲しいとヘンリーに嘆願しますが「極寒のこの地でこのまま残っていると我々も死んでしまう」という事で、せめて父を埋葬させて欲しいと願い出ます。
そしてヘンリーは、グラスの最後を見届ける者として息子のホーク、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)、若くてハンター経験の浅いジム・ブリッジャー(ウィル・ポールター)の3人に選定し、自身は他のメンバーと一緒に先に行動する事に決めます。
ホーク、ジョン、ジム、そしてグラスの残された4人。
しかし、根っからの傭兵根性なジョンはグラス等どうでも良いに等しく、自分の我欲と生き残りを優先する余りホークとジムがいない隙に、邪魔者であるグラスを殺そうとします。それを目撃したホークは必死に抵抗しジョンに銃を突き付けますが、ジョンの返り討ちに遭ってしまい殺されてしまいます。
蘇えりし者
重傷を負っていたグラスは意識だけはあった為、息子を目の前で殺されたので怒りが爆発し、体全身を振るえさせてジョンに怒りを伝えますが、体が動かない事にはどうしようもなく黙って見過ごす事となってしまいます。後で駆け付けたジムもジョンに上手く言いくるめられ、2人はその場を後にしてしまいます。
雪山に1人取り残されたグラス。
一旦気を失いかけたグラスではありましたが、息子を殺された怒りが闘志となって覚醒し、蘇える事となります。そして、重傷を負い折れた足を引きずり地面を這いながらも息子の亡きがらの元へ赴いたグラスは、その場で泣き崩れジョンへの復讐を誓うのでした。
瀕死の重傷、極寒の地、降りしきる雪、水も食糧もないグラスにとってジョンへの復讐どころか己の生死さえままならないこの状況下で、グラスは一体どのように行動するというのか?
そんなグラスを待っていたのは、想像を絶する過酷なサバイバルでした・・・( ゚Д゚)
※レオナルド・ディカプリオ映画の前記事