※目次
映画「ペンタゴン・ペーパーズ」に続きメリル・ストリープが主演を務める1人の女性のシンデレラストーリーを描いた物語となっております。
小さい頃からニューヨークで報道記者になる事を夢に見てた田舎女子アンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)は、ノースウェスタン大学卒業後に某出版社へ就職活動をしていました。
そして、審査が通り面接を通された会社が業界一怖くて厳しいと評判の鬼編集長ミランダ・ブリーストリー(メリル・ストリープ)がいる雑誌RUNWAY社でした。こちらの雑誌は世界のファッション業界で最先端をいく程有名で、田舎育ちでファッションに全く関心のないアンドレアにとって未知なる世界だったのです。
そんな業界に飛び込んでしまったアンドレアによるサクセスストーリーがこの時から始まるのでした。
<個人評価点>
満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星8
<記事読了時間>
約4分
※1部ネタバレ有り
鬼編集長との出会いと雑誌RUNWHY社に入社
特に意識もせず普段通り(ダサい格好)で面接へ臨んだアンドレアは早速、ミランダの第一アシスタントであるエミリー(エミリー・ブラント)に場違いだと思われ追い返されそうになりますが、そこへミランダが出社して来たのです。
ミランダが出社した事で急に切詰まった空気が漂う社内。
急いでヒールに履き替えたり、口紅のチェックを始める社員達にアンドレアはただ唖然とするだけでした。すると、アンドレアの目の前にセレブ感が漂い全く隙が見当たらいミランダが近づいてきたのでした。
そしてミランダは、アンドレアを見るなり一度は落とす事を決断しますが、いつもファッション業界に憧れ面接に訪れる女性達とは「何かが違う」と感じ気まぐれでアンドレアを採用してみる事にしたのです。
シンデレラストーリーの始まり
ミランダの気まぐれによって採用されたアンドレアでしたが、相変わらずファッションに対しての意識が薄く、普段通りで出社してくるさまに同僚達によって馬鹿にされてしまいます。
また、ミランダからは名前すら覚えてもらっていない事や電話応対で有名ブランドのスペルすら答える事が出来ず電話を切られてしまう等、散々な有様でした。
さらに仕事が終わり退社した後もアンドレアは、仕事に縛られてしまいます。田舎から自分に会いに来てくれた父親との食事中においてもミランダからの容赦ない電話が鳴り響き、常にミランダを優先しなくてはいけなかったのです。
鬼編集長からの激しい叱責と変貌
ある日、ミランダが出張先で嵐に見舞われた事で飛行機が欠航してしまいます。帰ることが出来ず困ったミランダは、アンドレアに「何とかしろ!」と無茶苦茶な命令を下します。困ったアンドレアは、色んな所に問い合わせてはみるが飛行機を飛ばすことなんて無理でした。
結局、足止めを喰らって子供達の発表会に参加する事が出来なかったミランダに激しく叱責され、無能扱いされてしまいます。それによって凹んでしまったアンドレアは、たまらずその場を飛び出してしまいます。
そして、アンドレアはミランダの片腕とも呼べる存在であるナイジェル(スタンリー・トゥッチ)の元へ赴き、ミランダの事で相談を持ち掛けます。ミランダによって蓄積された鬱憤を晴らすかの如く愚痴ったアンドレアでしたが、逆にナイジェルに諭されてしまいます。ナイジェルの言葉によって仕事への意識を変える必要性を感じたアンドレアは、目の前に広がる美しい服や靴に魅せられ変貌していく事となります。
自分の成長と大切な人とのすれ違い
ナイジェルから刺激を受け意識改革を遂げたアンドレアは、以前とはまるで別人かと思わせるくらいにオシャレへと変貌し、仕事も充実してこなしていくようになります。また、ミランダからも次第に信頼されるようになり、ついに重大な職務の1つである「ミランダの自宅へRUNWHYの見本を届ける」仕事を任される事となります。
ミランダの自宅へ赴いたアンドレアは、ミランダの双子の存在やミランダと夫が喧嘩しているシーンをみる等、ミランダの普段見せない表情を目にしたのです。また、ミランダからまだ発売前のハリー・ポッターの新作を「双子の為に用意しろ」という難題を突き付けられるが、クリスチャンの手助けもあって難を逃れる事となります。
仕事を重ね上昇気流に乗ったアンドレアは、ミランダからパーティーのお供を命じられる等、充実した日々を送っておりました。しかし、その日は同棲中であった彼氏であるネイト(エイドリアン・グレニア)の誕生日会が行われる日だったのです。実は、普段通りのアンドレアをネイトは愛しており日々変貌していくアンドレアを好ましく思っていなかったのでした。
すれ違っていく2人・・・。
今までずっと支えてくれていた彼氏・・・。
人って環境の変化に敏感だからこの気持ち伝わってはきますよね。周りが自分に並行して変わっていくとは限らないし、身近にそんな人がいたら抵抗があるかもしれません。果たして、アンドレアはどちらの選択肢を選ぶのでしょうか( ゚Д゚)
※メリル・ストリープ映画の前記事