色んなアンサー

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映画「ネバーランド」の見どころ

※目次

 

こちらの映画は、劇作家ジェームズ・マシュー・バリが作り上げた「ピーター・パン」にまつわるヒューマンドラマ作品となっております。

 

主演のジェームズを演ずるは、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」等で有名なジョニー・デップ。他にも映画「タイタニック」ケイト・ウィンスレット、アカデミー賞受賞者であるジュリー・クリスティダスティン・ホフマンといった豪華な顔ぶれとなっております。また当時では、アカデミー賞候補にノミネートされており、とにかく感動し心温まる映画です。

 

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ここ最近、映画「処刑人」「ジョン・ウィック」「ジョン・ウィック チャプター2」と記事にしてきましたが、殺し屋の映画を重ねて闇の世界にどっぷりと浸かり、荒んでいた私の心にぴったりの映画記事となりました(笑)←すみません。ちょっと私なりのジョークを言ってみました( ゚Д゚)

 

<個人評価点>

満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆星9

<記事読了時間>

約5分

 

※1部ネタバレ有り

 

デイヴィズ一家との出会い

 

西暦1903年のイギリス・ロンドン。

 

劇作家ジェームズ(ジョニー・デップ)は、自らが手掛けた新作の公演初日でたくさんの著名人を劇場に招待しました。しかし、皆から「最悪だ!」「面白くない!」だのと酷評されてしまい、劇場の支配人であるチャールズ(ダスティン・ホフマン)にも溜め息をつかれ、ジェームズは落ち込んでしまいます。

 

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その翌朝、日課であるケジントン公園へと散歩に出掛け、ベンチに座りネタ帳を開いていると自分の座っているベンチの真下に一人の少年が隠れていました。彼は「自分は悪の王に閉じ込められている。王様には逆らえない」と。この意味深な発言に劇作家であるジェームズは、興味を惹かれ持ち前の想像力で少年の会話に合わせていくのでした。

 

すると、2人の少年が後から混ざってきてその会話に加わってきます。すると、母親がジェームズの元へと駆けつけ「ご迷惑をかけてすみませんでした」と謝ってくるのでした。彼女は、シルヴィア・ルウェイン・デイヴィズ(ケイト・ウィンスレット)という女性で、夫を病気で亡くし母デュ・モーリエ(ジュリー・クリスティ)と協力して4人の子供を育てている未亡人でした。また、父が死んでから心を閉ざしてしまった三男のピーター(フレディ・ハイモア)に手を焼いていたのです。そして、シルヴィアは劇作家として有名なジェームズに驚き、軽く自己紹介をしてこの場を後にしたのでした。

 

夢中になるジェームズ

 

家に帰ったジェームズは、妻のメアリーに公園で会ったデイヴィズ一家との出来事を説明するとメアリーはシルヴィアの素性を知っており「彼女の母親モーリエは、演劇界の顔役だから親しくなった方が良い」「シルヴィア一家を夕食へ招待しよう」と提案されます。

 

メアリーの案を胸に閉まったジェームズは、何かを感じたのかシルヴィア一家の家へと訪問し、庭で4兄弟と「カウボーイごっこ」を楽しみます。シルヴィア一家と出会ってから何かに夢中になるジェームズ。そして、シルヴィアにメアリーが提案した「夕食招待の件」を伝え、彼女から了承を得たのでした。

 

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しかし、ジェームズ宅でシルヴィア一家とシルヴィアの母モーリエとの夕食中に、子供達を楽しませようとふざけるジェームズを見てモーリエが不快を感じ、ジェームズを見下してしまいます。また、そんなジェームズを見て妻メアリーも落胆してしまうのでした。結果、モーリエと交流を深める所か亀裂が走ってしまうのです。

 

山荘へと連れて行く

 

シルヴィアの母モーリエに嫌われるジェームズは、そんな事など全くお構いなしかのようにシルヴィア一家の元へ頻繁に足を運びます。また、4兄弟やシルヴィアと一緒に「凧あげ」をしたりして一家と親密になっていきます。しかし、母モーリエはしつけに厳しく4兄弟から敬遠されておりました。

 

実は、ジェームズがシルヴィア一家に夢中になるのには1つの理由がありました。それは、三男のピーターです。父が死んでから心を閉ざしてしまい口下手な彼を自分がモットーとする「信じる心」を伝え、解放してあげたかったのです。また、ジェームズは革で出来たネタ帳をピーターに渡し「喋るのが嫌なら、自分の想像で色んな事を描いてみろ」と言ったのでした。しかし、頻繁にシルヴィア一家に通っている巷の有名人・ジェームズとシルヴィア一家に対して、世間から白い目で見られてしまいます。「相手は未亡人」「家で一人ぼっちの奥さんが可哀そう」と。しかし、「ひどい話だ」「あんまりだ」と全く相手にしないジェームズでした。

 

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そして、ある夏の日にジェームズは、シルヴィア一家を自分の別荘である山荘へと連れていきます。「奥さんは大丈夫なの?」とシルヴィアの心配をよそに。でも、ジェームズは何も気にすることなく、山荘に着くやいなや一家と一緒に「海賊ごっこ」を始めるのでした。その後、しばらくしてジェームズに嬉しい事が起こります。4兄弟が「自分達の作った芝居を披露したい」と言ってきたのです。いつも見られる側だったジェームズなだけに新鮮な感覚でした。しかも、作ったのがピーターだと。作名は「レディ・アースラの悲劇」・・・。

 

シルヴィアの病気

 

観客席に座ったジェームズとシルヴィア。4兄弟の愛くるしい演技に思わず笑みを浮かべてしまう2人でした。しかし、そんな幸せな空間に悲劇が訪れるのでした。息子達の演技を楽しむシルヴィアがいきなり発作を起こし、激しい咳に苦しめられるのでした。突然の出来事に動揺するジェームズと4兄弟。また、病院で検査を薦めるジェームズに対してシルヴィアは一貫して「子供達を残して、病院には行かない」と言います。

 

また、せっかく心を開き始めていたピーターに父が死んだトラウマが蘇り、再び心を閉ざしてしまうのでした。また、振り出しに戻されたジェームズに更なる悲劇が訪れるのです。シルヴィア一家とばかり過ごすジェームズに「貴方の考えが理解出来ない。私とシルヴィア一家のどちらか選んで!」とメアリーに迫られ、モーリエから「もう、私達と関係を切って!」と宣告されるのでした。

 

結局、ジェームズはモーリエの宣告を無視しシルヴィア一家と交流を続け、メアリーが家を飛び出してしまう事となります。また、シルヴィアは夫と同様で死の病に侵されており、死ぬ前に「ネバーランドに一度行ってみたい」と告げられ「必ず連れていく」と約束したジェームズ。一方、劇場ではチャールズや劇団員の人間達が来たる新作に向けての準備を行っておりました。ここでジェームズは、シルヴィア一家と出会った時から描いていた「ピーター・パン」という作品と「ある人達」の為に劇場の席を用意し1つのサプライズを考えるのでした。

 

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ジェームズが考えた1つのサプライズとは?この後、劇場とシルヴィアの家で起こった出来事にとても感動し、心温まる事間違い無しです。思わず涙が出てしまうかもしれません( ゚Д゚)