※目次
こちらの映画は、デンゼル・ワシントン主演の大ヒットを記録したアクション映画となります。
派手さはないがキレのある演技と渋い人柄で人気を集めるワシントンは、過去にアカデミー賞を2度受賞した事のある経歴の持ち主です。この物語の1番の見どころとしては、普段コストコみたいなホームセンターで働くごく普通の黒人の中年男性ロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)が、裏では超やり手の殺し屋を演じるという所でしょうか。
弱気を助け、強気を挫くという言葉がぴったりのロバート。
日本の「必殺仕事人」みたいに、人にお金で依頼されるわけではないのですが、コンセプトは似ているのかもしれません。
<個人評価点>
満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星8
<記事読了時間>
約5分
※1部ネタバレ有り
行きつけのカフェと娼婦のテリー
ボストンのとあるホームセンターで働くロバートは現在1人暮らしで朝起きては電車で仕事に行き、家に帰っては1人で食事を済ませ読書を楽しんでから就寝するといった地味な生活を繰り返しておりました。
ただ、そんなルーチンを繰り返すロバートも1つの趣味があり、それは「行きつけのカフェで読書を楽しむ」といったモノでした。そこで、同じカフェの常連客である娼婦のテリー(クロエ・グレース・モレッツ)と知り合い親しくなっていきます。
テリーは、将来歌手になるといった夢を持っておりそんなテリーにロバートは「君はなりたいモノになれる」と優しくエールを送っていたのでした。
テリーが拉致される
ある日、テリーは娼婦の仕事で嫌いな客から指名されてしまいます。テリーは「あのお客さんの所に行きたくない」と黒服に言ったのですが、強引に客の元へ送られてしまいます。
その後、テリーは嫌な客と揉め殴り合いの喧嘩になってしまいます。そして、カフェで顔にあざが残ったテリーを見たロバートがそれを心配しますが、しばらくしてから客からクレームを受けた黒服によって、テリーは拉致されてしまうのでした。
テリーは「客が殴ってきたから私は殴り返した!」と黒服に必死で弁明しますが、聞き入れてもらえませんでした。また近くにいたロバートをテリーの客と勘違いした黒服は、ロバートに「もっと良い女がいる」と言って自分の名刺をロバートに渡したのでした。
眠れる獅子が目覚めた
拉致されたテリーは、店のボスであるスラヴィとその仲間達に半殺しにされ、病院で入院してしまいます。テリーが拉致されてから姿を確認していないロバートは、テリーの事が心配になり行きつけのカフェの店主から「テリーは入院した」という情報を聞き出します。
病院に見舞いにいったロバートは、病室の陰から重傷のテリーを確認し偶然見舞に来ていたテリーの仕事仲間にテリーの容態と「誰にやられたのか」を聞き出しました。なんとかテリーを救いたいロバートは、貯金から9800ドルを下ろしそのお金と黒服から貰った名刺を持ってスラヴィのいる店へと向かったのでした。
洒落た店でスラヴィとその仲間達と面会したロバートは、持参した9800ドルと引き換えにテリーの解放を求めます。しかし、交渉が決裂したのでロバートは武力行使に乗り出します。そして、制限時間を19秒に定めて鮮やかな格闘で皆殺しにしてしまうのです。
まさしく「眠れる獅子が目覚めた」瞬間でした。
このおっさんは一体何者!?
ロシア暗殺部隊からターゲットにされる
しかし、それはロバートに降りかかる災厄の始まりでした。実は、スラヴィはロシア巨大マフィア組織の幹部であり、彼が携わっていた業務は組織の大事な資金源だったのです。いきなりスラヴィと音信が途絶えそれを不審に思った組織のリーダーであるプーシキン(ウラジミール・クリッチ)は、凄腕の暗殺者テディ(マートン・ソーカス)と特殊暗殺部隊をアメリカに派遣し、スラヴィ殺しの情報を収集します。
一方、ロバートは何食わぬ顔をしていつも通りホームセンターで仕事をする毎日を送っておりました。しかし、テディが病院見舞でロバートが出会ったテリーの仕事仲間に詰め寄った事とスラヴィの店で防犯カメラに移ったロバートに異変を感じた事で、ついにロバートの足がわれてしまいます。
そして、テディはロバートの家へ直接訪問します。その時ロバートはテディを軽くあしらいますが、結局疑いの目をかけられてしまいます。
「只者ではない」と徹底的にロバートの過去を探るテディ。
やがて、ロバートは行きつけのカフェでテディに急襲されてしまうのでした。ここからロバートとテディとの間で激しい戦いが始まるのでした。ロバートの運命や如何に( ゚Д゚)
デンゼル・ワシントンの主な代表作
グローリー
ザ・ハリケーン
トレーニング・デイ
インサイド・マン
アメリカン・ギャングスター 等
※イコライザー2