色んなアンサー

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映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」の見どころ

※目次

 

こちらの映画は、日独伊の三国同盟から真珠湾攻撃やミッドウェー海戦に至るまでの大日本帝国海軍聯合艦隊司令長官・山本五十六の辿った軌跡を描いた作品となっております。

 

海外からも日本軍の名将としてその名を轟かせた山本五十六。彼は、アメリカとの戦争(正面衝突)を避ける為にも三国同盟を断固反対しておりました。その大きな理由としては、圧倒的な国力差でアメリカに劣っていたからであり、三国同盟を締結するとアメリカと敵対してしまうからでした。しかし、三国同盟が現実化してアメリカと敵対してしまった日本。そこで戦争を反対していた山本は、ある奇策に打って出るのでした。それがかの有名な真珠湾攻撃です。

 

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そこには、日本海軍のトップとしての山本の苦悩がありました。70年目の真実とは、一対何なのか?主人公の山本五十六を演じるは、名優・役所広司。実際、作中での彼の演技力は、ずば抜けておりました。また、共演にも柳葉敏郎阿部寛玉木宏椎名桔平香川照之等といった豪華な顔ぶれとなっております。

 

※一部ネタバレ有り

 

アメリカとの戦争を避けるべき

 

世間では、各新聞社や日本国民の間で当時破竹の勢いであったドイツが提案した日独伊三国同盟に対して「結ぶべきだ!」との声が各地で拡散しておりました。しかし、米内大臣(柄本明)を始め日本海軍次官の山本五十六(役所広司)井上成美(柳葉敏郎)は、三国同盟締結に断固反対しておりました。

 

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そんな中、山本らの考えに痺れを切らしたのか新聞編集長の宗像(香川照之)とその部下である真藤(玉木宏)は、山本の元へと直接訪問し「何故、海軍だけ三国同盟に反対しているのか?」を問いました。すると、山本は「三国同盟を締結してしまったらアメリカと敵対してしまう。日本は、アメリカとの戦争は避けるべきだ!」と返答します。

 

当時の日本は、過去に世界恐慌もあった事で戦争が景気を良くしてくれるという風潮が国民の頭の中にありました。そして、山本の返答にがっかりした宗像はその場を後にします。しばらくして山本は、側近の井上に今後の海軍の指導を任せて別れを告げ、自身は旗艦(長門)の着任に向け瀬戸内へと向かいます。昭和14年9月の事でした。

 

三国同盟の締結

 

その頃、ドイツ軍はポーランドへと侵攻を開始し、昭和15年5月までに破竹の勢いでベルギー・オランダ・フランスのパリと次々占拠していきました。また、宿敵ソ連(現在のロシア)と独ソ不可侵条約を結んだ事によって日本国民がさらに三国同盟の締結を熱望するようになったのです。

 

そして、ついに山本らの反対を押しのけて昭和15年9月日独伊の三国同盟が締結されてしまうのでした。そこにさらに、不幸が重なってしまいます。ドイツがソ連との不可侵条約を破ってソ連軍に宣戦布告をしてしまうのでした。まさに、予期せぬ事態だったのです。ただ、日本国民の中では「このまま破竹の勢いであるドイツがソ連を押し切ってしまうであろう」という思惑があった事もあり、そこまで事態の深刻さに気付いておりませんでした。

 

そして、始まるアメリカからの圧力。それは、ボディブローのように徐々に日本国を苦しめていくモノでした。そんな中、陸軍大将の東条英機(伊武雅刀)内閣総理大臣に就任した事によって日本軍は好戦的な陣容へと変貌していく事となるのです。

 

真珠湾攻撃

 

早速、東条は日本軍聯合艦隊司令長官に山本を任命し、その下の第一航空艦隊司令長官に艦隊戦出身の南雲忠一中将(中原文雄)、第二航空艦隊司令長官にこれから日本海軍をしょって立つであろう期待のエース・山口多聞少将(阿部寛)を任命します。南雲は空母(赤城)、山口は空母(飛龍)と日本を代表した主力空母に乗って。しかし、山本と南雲は長年の同期であった事もあり、お互いの中で相容れない部分がありました。

 

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一方、三国同盟が締結された後、山本は側近の参謀長三宅(吉田栄作)黒島(椎名桔平)らと共にある作戦を企てておりました。それがかの有名な真珠湾攻撃でした。アメリカとまともに戦って勝ち目が無いとわかっていた山本は、アメリカ軍基地がある真珠湾に奇襲攻撃を掛け敵の空母(レキシントン・エンタープライズ・ヨークタウン)を全て撃沈させ、敵の出鼻を挫いて航空機動力を失わせ、敵が戦意を失った所からアメリカに講和を持ち掛けるといった算段でした。それは、来たる日本本土空襲を防ぐ為でもありました。

 

しかし、その作戦はたとえ相打ちでも致し方ないといった一か八かの決死の作戦でもありました。そのような事もあって作戦会議中に山本の考えに賛同出来ない南雲は、密かに山本の作戦を東条に伝えます。すると、東条から返ってきた言葉が「絶対に相打ちさせずに無傷(空母や戦闘機)で日本に戻るように」と。

 

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そして、始まった真珠湾攻撃。日本軍は作戦通り次々とアメリカ軍の戦艦を撃沈させていきます。しかし、肝心の敵空母3隻がみつかりません。「二次攻撃を仕掛けるべき」と山口は南雲に無線を通して催促しますが応答がありません。そして、南雲が下した決断が「全軍、日本へ撤退」だったのです。

 

ミッドウェー海戦

 

日本国民は電報で「日本海軍の快進撃!」「怒涛の攻撃!」等と伝えられ、新聞記事には敵戦艦を撃沈させた日本軍の雄姿を飾った写真が載せられた事により、山本は日本で英雄扱いされます。しかし、山本・三宅・黒島が出した答えは大失敗でした。案の定、アメリカ空母が無傷で終わってしまった事により航空機動力を生かしたアメリカが東京上空で空爆を開始します。アメリカの反撃の始まりでした。

 

アメリカの空爆によって始めて動揺する日本列島。そんな中、「二度と日本へ空襲させてはならない」と山本は次の作戦に打って出ます。いや、むしろアメリカからの経済制裁を受けた事によって石油が輸入されなくなり、日本は独立を維持するなら戦争するしかもう道が残されていなかったのです。ここからミッドウェー海戦が始まるのでした。

 

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この海戦は、日本の総力戦でした。空母の瑞鶴と翔鶴は海戦に間に合わず、出撃したのは、赤城・加賀・蒼龍・飛龍の4空母でした。それでも敵の空母3隻を上回る数だったのです。しかし、ここでも山本と南雲の考えが噛み合いません。敵空母を撃沈させ日本本土の空襲を防ぐ事を第一とした山本とミッドウェーに敵空母が来ないと予測し、敵領土占領を目的とする南雲とで考えが分かれてしまうのです。

 

そして、迎えた開戦。南雲に「陸用のミサイルと敵空母用の魚雷を半分ずつ戦闘機に搭載せよ」と山本は指示しますが、南雲はお抱えの参謀長が言う「敵空母は、ここには来ない」の意見で混乱し、ミサイルの搭載で頭を悩ませます。そうしている内に敵空母発見の報せを受け急いで戦闘機に魚雷を搭載しようとしますが、時すでに遅く敵の空襲を受けてしまい乗っていた赤城が撃沈してしまうのでした。一方、音信の途絶えた赤城に変わり全指揮を執った山口は、日本軍の意地を見せ敵空母ヨークタウンを撃沈させますが、自身も崩れ行く飛龍と運命を共にするのでした。

 

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結果、日本の空母4隻は全て撃沈され、熟練で優秀な戦闘機パイロット達も帰る場所を失いほぼ全滅してしまうといった大惨敗に終わり、こうしてミッドウェー海戦は締めくくられるのでした。後ろで戦艦・大和に乗って戦況を見つめていた山本五十六。果たして、この先どうなってしまうのか?この後、ガダルカナル島での対アメリカ軍との死闘が始まるのでした( ゚Д゚)

 

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 ※役所広司映画の前記事