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大ヒット作「項羽と劉邦 Kings War」 第4・5・6話を斬る

※目次

 

乱世の始まり篇・・・。

 

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第4話 水源抗争

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※始皇帝(三国志では、劉備役)
 

妻を娶り、部下達からも厚い信頼を得る劉邦でしたが、仕事もしない上に毎日プラプラと遊び惚けている有様を見て実の父親を始め、2人の兄夫婦からは「情けない男」というイメージを抱かれておりました。

 

しかし、劉邦は呂雉(リョチ)を娶った事により「このままではダメだ!自分自身を変えていかなければならない」と意識するようになり、愛人であった女と決別して1人の亭主として自覚するようになります。ただ、日々の生活を改める事はありませんでした。

 

劉邦にとっての仕事とは、部下達を使って村の治安を劉邦なりに維持していく事にありました。父や兄夫婦達は、そんな劉邦の姿を知りません。そしてある日の事、沛国(はいこく)にある隣村の雍歯(ようし)という男と村の水源を巡って争う事となります。そこで劉邦は、秦が定めた法律を利用して雍歯を欺き、村の水源の確保に成功したのでした。

 

第5話 焚書坑儒

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※趙高(三国志では、袁紹役)
 

万里の長城や始皇帝陵と莫大な労役と税金を民衆達に課す始皇帝でしたが、当然の如く民衆達からの怨嗟の声が中国全土へと広がっていきます。そんな始皇帝の暴政を諫めるべく朝廷に仕える儒学者達は、言葉を選んで始皇帝に忠言したのでした。

 

すると、その忠言が始皇帝の逆鱗に触れてしまう形となってしまい「儒学者達がこの中国という土地に要らぬ教えを広めた為に、民心を惑わせてしまうのだ」という結論を下されてしまいます。もはや始皇帝は、自分が神であるかの如く傲慢でした。

 

そして、中国全土にある儒学の書物を全て焼き払い(焚書坑儒)、抵抗する儒学者達は全て生き埋めにしてしまうといった暴挙に出てしまいます。丞相である李斯(りし)や宦官の趙高(ちょうこう)らもこれに賛同しました。そんな中、聡明でその将来を嘱望された始皇帝の太子である扶蘇(ふそ)は、父の暴挙を懸命に諫めました。結果、扶蘇の懸命な諫言も始皇帝の耳には通らず、辺境で軍を統率している秦の将軍・蒙恬(もうてん)の元へと赴任させられたのでした。

 

第6話 故郷の馬

 

一方、江東の項梁(こうりょう)・項伯(こうはく)・項羽の項家3人は未だ当てもなく江東の地を流浪しております。そんな中、叔父の項伯と湖の湖畔で散歩していた項羽は、そこで立派な馬に乗った1人の美しい女を発見したのでした。項羽は、その女に一目惚れしてしまい声をかけますが、何も返されずその場を立ち去られてしまいます。

 

ある日、項羽が立ち寄った街では馬の商いが盛んに行われておりました。どこの国でも深刻な馬不足に悩まされている様子でした。そこで痩せ細った馬を偶然見かけた項羽は「この馬は、何処から来た馬だ?」と馬商に尋ねると「楚の国からです」と返答が返ってきます。思わず自分の故郷の馬を目にした項羽は、哀惜の念にかられその馬を購入したのでした。

 

また、そこで立派な剣を携えた若者と偶然出会いその剣を巡って喧嘩が始まります。勝敗は、項羽の圧勝でしたが若者の勇気ある行動に感化された項羽は、その若者と意気投合し義兄弟になったのでした。若者の名は、虞子期(ぐしき)。後に最後の最後まで項羽と行動を共にし、項羽の寵姫となる虞姫(ぐき)の兄に当たる人物となります。

 

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