※目次
大ヒットアニメ「スラムダンク」の中で、感動の名シーンを紹介していきたいと思います。
「ビッグ・ジュン」編
残り1枠を掛けた死闘
夏の高校インターハイ出場に向け、神奈川県大会もクライマックスを迎えます。各トーナメント戦で勝ち上がってきた上位4チームによる総当たり戦が繰り広げられ、1位は昨年インターハイで4強入りを果たしたエースの牧率いる名門の海南大付属高校で決まり、残り1枠を掛けた死闘が始まるのです。
その対戦校とは、共に海南に後一歩の所で惜敗した宿敵同士によるモノでした。
その名も湘北高校と陵南高校。
共に、インターハイ出場は初めてで悲願でもあり、互いに譲れない熱き戦いとなるのでした。また、子供の頃から「全国制覇が夢」だった湘北高校の赤木剛憲とその赤木に激しくライバル心を燃やす陵南高校キャプテン・魚住純による「センター対決」も非常に白熱したモノとなります。
赤木から苦汁を味わった魚住
赤木と魚住は、神奈川県を代表する名センターとして君臨しておりましたが、わずかながら赤木の方が実力が上でした。湘北高校と陵南高校は、以前に練習試合で対戦しており、その時は陵南のエースである仙道の活躍もあって陵南が辛勝しました。
しかし、魚住はその試合結果を見て赤木のゴール数やリバウンド数の多さを知って「試合にこそ勝ったが俺は赤木に遠く及ばない」と劣等感を覚え、赤木から苦汁を味わった魚住。
その差は、この戦いにも現れてきます。特に、湘北サイドでは大黒柱の安西監督が緊急入院にてこの試合には参加しておらず、いつも以上に気張る赤木から魚住はプレイで後れを取ってしまいます。
恩師・田岡監督との過去
それでも、魚住は「絶対負けてなるものか!」と赤木に対して、激しい闘争心をむき出しにするのでした。それは、自分がインターハイに出場したいと思う以上に、ある人をインターハイに絶対連れて行きたいという思いの方が強かったのです。
その人とは、陵南高校の恩師・田岡監督でした。
彼のその思いのきっかけとは、2年前にまでさかのぼります。当時、1年生だった魚住は199センチの身長で入部初日から注目されておりましたが、長所はそれのみで体力や技術がほとんどなく周りからは「ビッグ・ジュン」と揶揄されておりました。
また、田岡監督の鬼指導にも付いていく事が出来ず大嫌いなフットワークをすれば、裏に行って嘔吐を繰り返しておりました。そんな魚住を見て周りの先輩達は「あいつは、デカいだけだ」「魚住がいると練習が中断して楽ができる」と馬鹿にされてしまいます。
田岡監督の熱き想い
そして、そんな魚住も我慢の限界に到達してしまいました。ついに、田岡監督に「もうバスケ部を辞めます」と言ったのです。
ここから胸にグッと突き刺さる田岡監督の熱き想いが込められた「名シーン」へと繋がります。
これぞ名指導者!と言わしめると思います。私は、このスラムダンクの登場人物で田岡監督が好きでした。作中で時にはギャグであったりネタにされた部分もありますけど、この人間味溢れるキャラは非常に魅力的で、その熱い人間性が伝わってくる人だと思います。
落ち込んだ人間を立ち直らせるその言葉・・・。
おそらく理想の上司像とも言えるでしょう( ゚Д゚)
※名シーン動画の前記事