※目次
ハリウッドNO1のダンディー俳優ことメル・ギブソンが監督・主演を務める映画で、アカデミー賞にも輝いた作品となります。数あるメル・ギブソン映画の中でもベスト3に入る程の名作と言っても過言ではないでしょう。
時にして、西暦1280年13世紀末。
中世ヨーロッパのイングランドとスコットランドを舞台とし冷酷非道なイングランド国王エドワード1世(パトリック・マククーハン)の暴政によって苦しむスコットランドの民衆達を率い、立ち上がったウィリアム・ウォレス(メル・ギブソン)の生涯を描いた物語となります。
<個人評価点>
満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星9
<記事読了時間>
約4分
※1部ネタバレ有り
悲劇の始まり
1280年、イングランド国王であったアレクサンダー3世の死によって国王の座に就いたエドワード1世は、統治するやいなやスコットランドに侵略を始めます。そして、その侵略によってウォレスの父と兄が殺されてしまいます。当時まだ幼かったウォレスは、叔父の助けによって難を逃れる事になります。
成人したウォレスは、同郷の幼馴染であるミューロン(キャサリン・マコーミック)と恋に落ちいり、そのまま結婚しますが村がイングランド軍によって占領されていた為、駐在していたイングランド兵のいざこざに巻き込まれてしまい、妻のミューロンが殺されてしまうのでした。
妻を殺され激しい怒りに燃えたウォレスは、村人と協力して駐在していたイングランド兵を殲滅し、村の平和を取り戻します。そして、イングランドからの独立と妻を殺された復讐を心から願うのでした。
ウォレスの快進撃とブルース、イザベラとの出会い
スコットランドの英雄として人望を集めたウォレスは、次々とイングランド軍を破り、スコットランドが失陥した地を取り戻していきます。また、武器と兵糧を確保し着々と戦力を上げていきます。そんなウォレスの姿勢に感化されたのかスコットランド貴族である、ロバート・ザ・ブルース(アンガス・マクファーデン)も仲間に加わり盟友としての契りを交わし、共にスコットランドの独立を誓う事とウォレスの援護を約束します。
一方、イングランド国王であるエドワード1世は、ウォレスの余りの勢いに狼狽してしまい、息子に嫁いだイザベラ(ソフィー・マルソー)を使ってウォレスと和睦を試みますが、ウォレスの激しい闘志の前に無駄に終わってしまいます。
また、この時ウォレスの性格や人間性にイザベラは一目惚れしてしまうのです。
予期せぬ事態
全く交渉に応じないウォレスを見てエドワード1世は、密かにスコットランドの北部に兵を送り、ウォレス挟撃を計画します。この計画を知ったウォレスに思いを寄せるイザベラがすぐさまウォレスにピンチを伝えた事によって、計画を知ったウォレスによる返り討ちが成功します。
しかし、援護を約束していたブルース達(スコットランド貴族衆)が一向に現れてこないのです。そして、そのままブルース達はイングランド側に付き、不意を突かれたウォレスはイングランド軍によって包囲されてしまい、敗れる事になるのです。
ブルースの揺れる心
イングランド軍によって敗れケガを負ったモノの諦めようとしないウォレスは、強い精神力を持ってエドワード1世を追撃します。しかし、そんなウォレスの前に立ちふさがったのが志を共にした盟友のブルースでした。彼は、イングランド側に付いている父の説得により、やむを得ず裏切ったのです。
予想だにもしなかった志を共にする友の裏切りによって悲嘆にくれるウォレスでしたが、その思いを断ち切り力を振り絞ってブルースとの1戦を交えようとします。
ところが、そんなウォレスの姿を見て我に返ったブルースは涙ながらにウォレスに「もう2度と裏切らない」と謝罪し、再び共闘の思いをウォレスにぶつけます。
和解し再び立ち上がった2人、敵国に身を置きながらもウォレスを愛し、その身を案じるイザベラと色んな思いが交錯する中、一体どんな結末が待っているのか・・・。
この映画は、本当に感動します。ウォレスの生き様を是非、その胸に焼き付けて下さ
い( ゚Д゚)
メル・ギブソンの主な代表作
リーサル・ウェポンシリーズ
フォーエヴァー・ヤング 時を越えた告白
顔のない天使
サイン
ブラッド・ファーザー 等