色んなアンサー

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映画「沈黙の大陸」には、がっかり( ゚Д゚)

※目次

 

こちらの映画は「沈黙シリーズ」でおなじみの屈強な男スティーブン・セガールが出演する作品となっております。そして対するは、WBA元世界ヘビー級チャンピオンだったマイク・タイソンです。作品の表紙を見てもセガール対タイソン世紀の最強対最凶対決かと思ってしまいます。

 

しかし、映画を観てしまうとその内容には思わずがっかりし異論を唱えたくなる事必至だと思います。なぜなら「沈黙シリーズ」なのに、セガールが脇役で全然シーンに出てこない事、最初のシーンのみセガールとタイソンが対峙し格闘しますが「たったのその1シーンだけ」、全世界に向けた「中国自慢」でまとめられた作品だったからです。

 

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表紙や冒頭に大々的に描かれている「セガール対タイソン」とは、一体何だったのか?何がドリームマッチなのか?もはや、これは詐欺レベルと言っても言ではないでしょう。ただ1つ言える事は、物語に登場する金髪白人美女のスザンナは、観る価値はあると思います。滅茶苦茶べっぴんでしたね(/o\)

 

何かここまでダメだししといて紹介するのも変ですから、今回はこちらの作品の「残念だった」部分をいくつか紹介したいと思います。

 

<個人評価点>

満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星4

<記事読了時間>

約5分

 

※1部ネタバレ有り

 

映画を見始めた時から違和感を感じる

 

表紙しか観ずにDVDを借り映画を鑑賞した私は、初に始まるスタッフロールの場面でいきなり疑を感じました。なぜなら、ほとんどのスタッフが漢字で書かれた中国人だったからです。

 

「あれ?これ中国映画だったっけ?」と・・・。

 

そして、思わずDVDを抜き取って表部分を確認したです。そして「間違ってないな」と確信した私でした(笑)

 

セガールが主人公ではない

 

この物語は、発展途上にあるアフリカのとある国を舞台とした企業戦争でした。それは、欧州を中心とする「MTM」と中国の「EHテレコム」と呼ばれる通信会社の営業マンとの間で繰り広げられ、その国の通信権利を巡っての争いでしたが・・・。

 

主人公は「EHテレコム」の男営業マンであるヤンと名乗る中国人だったのです。なぜ、表紙に全く移ってない中国人が主演なのか疑問を感じます。

 

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そして、物語はずっとその中国人を中心に進んで行く事となります。観ながら思わず「セガール全然出てこないやん」と失笑した程でした。私は、三国志が好きなように中国は嫌いではありませんが、なぜ表紙にセガール対タイソンの世紀の対決みたいな感じにしたのかが分かりません。

 

まぁ、2人の名前を利用したんだとは思いますど。

 

セガールとタイソンの対決は1度だけ

 

「MTM」と呼ばれる欧州の通信会社の営業マン?であるイケルと呼ばれる男がこの映画の悪役になるわけですが、その男に雇われる形で映画に登場するアフリカ人戦士設定のイク・タイソン。彼は、宗教上「禁酒」という立場を貫いており、セガールが経営するバーで酒を強要された為、を起こしてしまいます。

 

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タイソンは、迫りくるセガールの部下達を持ち前のパンチで沈めていきます。そして、迎えたセガールとの対決!持ち前のボクシングで攻めるタイソンに対し、合気道を極めるセガールがそれを受け流していく形になりますが、最後は力でタイソンがセガールを推し始めた所で試合終了のゴング(ゴングは実際ありませんがあえて表現)。

 

いかがでしょう?この中途半端な戦い!そして、ちらが正義とも言えないこの戦い!

 

2人の対決はこの戦いで終了し、以後対峙する事はありません。表紙が表紙なだけ思わず笑ってしまいそうです(笑)

 

度が過ぎる程の中国のアピール

 

南北が分断されたこのアフリカのとある国で、内戦が勃発しそうになります。また、マイケルに指示されたタイソンによって電波塔が破壊され南北と通信が途絶えてしまうのです。

 

そこで立ち上がったヤンという中国人は、南北の架け橋となるべく3本ある電波塔の電波の復旧に奔走する事になるのですが・・・。

 

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塔の1つが南北との境界線にあった為、そこに進むためには境界線を守る武装勢力を説得する必要がありました。そこでヤンが行ったのが、中国国旗を掲げ武装勢力に「私たちは、貴方達の味方でありますよ」とアピールします。

 

この「中国国旗を掲げるシーン」を見て思わず茫然としていまいます・・・。なんかこの映画を通して別の狙いが隠れているように感じました。

 

また、最後はマイケルが死「EHテレコム」が勝利し「南北の平和が保たれたのも中国のおかげである」とした事から「中国の技術力の高さ」「アフリカの平和を守った中国」という内容を映画を通して全世界にアピールしているのではないかといった印象を受けました。

 

以上となります。

 

映画の中で感動する場面もあったり、スザンナという美女が素敵だった部分もありますが、総合的に評価したらちょっと「残念な映画だった」かなと感じた作品でした。ひょっとしたら人によっては「怒りすら覚える」かもしれません( ゚Д゚)