※目次
こちらの映画は、以前紹介した映画「マンハント/追補」で監督を務めたジョン・ウー監督の代表作とも言える作品となります。
主演は、ハリウッドの実力派俳優の2人でそのユーモア溢れるキャラとどこか危険なエロさを持つジョン・トラボルタとハリウッド1番のハゲ頭が似合うセクシーな男ニコラス・ケイジとなります。
この映画の一番の見どころは、やはり「お互いの顔を入れ替える事」「入れ替えた事で正義役と悪役が変わってしまうといった状況で難しい演技に挑戦する2人」「監督によって今までにない斬新な発想からくる物語」なのではないでしょうか。
非常に良く出来ていて面白い映画だと思いますので是非観て下さい( ゚Д゚)
<個人評価点>
満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星9
<記事読了時間>
約5分
※1部ネタバレ有り
息子を殺されたショーン
6年前のある日、遊園地で息子のマイケルと楽しい日々を送っていたショーン・アーチャー(ジョン・トラボルタ)。しかし、ショーンはその遊園地でキャスター・トロイ(ニコラス・ケイジ)という凶悪テロリストの男に命を狙われていたのでした。
テロリストのキャスターは、FBI捜査官であるショーンに日々執拗に追われていた為、それを阻止すべくショーンを殺してしまおうという算段でした。そして、キャスターは狙いをショーンに定め銃撃します。
銃弾は、ショーンの右肩を貫通しその先にいた息子のマイケルを直撃してしまいます。ショーンは、右肩の痛みをこらえながら息子のマイケルの元にすり寄りますが、マイケルは即死していたのです。息子を殺されたショーンは、泣き叫びここからキャスターとの激しい闘いの火蓋が切って落とされる事となります。
そして、現在・・・
ショーンは、息子がキャスターに殺された事によって以前よりもキャスターの追跡がエスカレートしていました。その執念は尋常ではなく、捜査のやり方も常識を逸していたので度々、上司から苦言を受けてしまいます。
また、ショーンはキャスター追跡で日々時間を使っていたので、家に帰る事も少なくなり娘のジェイミーもマイケルを失った悲しみで非行少女になってしまいます。不器用なショーンは、崩れていく家庭の中でも家族を愛し続けておりましたが、上手く愛情表現が出来ていませんでした。
一方、キャスターは科学技術に達者な実弟ポラックスが作った時限細菌爆弾「シンクレア」をビルに仕掛けタイマーをセットします。そのビルとは、18日に「アメリカ法曹会議」が行われる場所でした。そして、キャスターとポラックスは共に小型ジェットが待つ空港へと向かいます。
激しい銃撃戦
「キャスターが空港に現れた」情報を知ったショーンは、同僚のホリスとティトや捜査官達に呼びかけキャスターを逮捕する為に空港へと向かいました。
そして、空港に辿り着いたショーン達は離陸を始めようとするキャスター達をなんとか食い止め、そこで激しい銃撃戦が展開されます。軍配は、ショーン達に上がりキャスターとポラックスの逮捕に成功しますが、キャスターは激しい銃撃戦の末、植物人間になってしまいます。
凶悪テロリストを逮捕した功績を皆から讃えられるショーンでしたが、キャスターに息子を殺された事やこの銃撃戦で失った仲間達の事もあって暗い表情のままでした。
ショーンとキャスターが顔を入れ替える
キャスター達の身柄を確保し、彼らが持っていたディスクを手にしたホリスとティトは、そのディスクをショーンに見せます。ディスクの中身は、時限細菌爆弾「シンクレア」の内容が盛り込まれており、その威力は1つの都市を瞬時に破壊する事が出来る程の恐ろしい物でした。
この爆弾の所在といつ使用するのかに疑問を感じた3人は、キャスターの実弟ポラックスを尋問しますが、口を割らないのでキャスターの妻であるサーシャとその兄・ディートリッヒを尋問しました。すると、ディートリッヒの口から「18日に爆弾が使用される」と聞き出しますが、場所を特定する事は出来ませんでした。
爆弾を使用される事が分かったショーンが、深く頭を抱えた事をよそにホリスとティトはある極秘計画をショーンに提案します。それは「ショーンがキャスターと顔を入れ替え、キャスターに成りすまし弟のポラックスから情報を聞き出す」といった内容でした。
この提案を聞いたショーンは、憎きキャスターと顔を入れ替える事に強く抵抗しますが、これも任務だと捉え提案を引き受ける事となります。そして、長年キャスターを追い続けていた事でキャスターを深く理解していたショーンは、見事キャスターに成りすましポラックスから「シンクレア」の設置場所を聞き出す事に成功します。
しかし・・・。
奇跡的にキャスターが植物人間から回復する事となります。そして、ショーンの顔に変えられた事に驚き移植手術に携わった医師やホリス、ティトを殺害してしまいます。その後、キャスターはショーンの顔になったままショーンの家族にまで接触し、次々と悪さをしてしまうのでした。
一方、顔の手術に携わった人達が皆殺しにされ誰も真実を知らない事もありショーンは、キャスターの顔のまま刑務所の中に閉じ込められてしまいます。
絶体絶命のショーンは、この先一体どうなってしまうのか( ゚Д゚)
※ジョン・トラボルタ映画の前記事