色んなアンサー

色んなアンサー

色んな分野において私なりの答えを出していくブログ。

MENU

映画「去年の冬、きみと別れ」の見どころ

※目次

 

こちらの映画は「教団X」「悪と仮面のルール」等をこの世に輩出した芥川賞作家・中村文則の小説を映画化した作品となります。主演は三代目J Soul Brothersのメンバーである剛典です。その他にも山本美月斎藤工浅見れい村一輝といった個性豊かなメンバーが出演しております。

 

この映画の1番の見どころと言えば、物語中盤辺りからうっすら見えてくる「意外性」でしょう。おそらく予想もしなかったどんでん返しが貴方を襲う事となります。また、精神異常者を演じる斎藤工とやっぱり薬物使用が似合う北村一輝の演技にも注目です。

 

f:id:naoraou:20181002211146j:plain

 

さぁ、貴方もこの不思議な世界にどっぷりと浸かってみて下さい( ゚Д゚)

 

<個人評価点>

満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆星9

<記事読了時間>

約4分

 

※1部ネタバレ有り

 

フリーライター耶雲恭介

 

フリーライターである耶雲恭介(岩田剛典)は、ある事件を記事にしてもらう為に、某週刊誌のベテラン編集者である林良樹(北村一輝)の元へ持ち込みを掛けました。

 

f:id:naoraou:20181002211221j:plain

 

その事件とは、天才であり精神異常者としても知られる木原坂雄大(斎藤工)が、撮影中に火災を起こしてモデルをしていた盲目の女性である吉岡亜希子が死んでしまったという内容でした。

 

しかし、この事件は容疑のかかっていた雄大の発言と雄大の姉・朱里(浅見れいな)の尽力、そして物的証拠が無かった為、雄大に執行猶予の判決が下されるのみで事件は解決されてしまっていたのです。

 

また、小林は「解決してしまった事件を新たに掘り出そうとするな」と恭介に忠告しますが「結婚間近で大きな仕事のチャンスは今しかない」と言われ、自らの上司の後押しもあってしばらく恭介の面倒を見る事になります。

 

木原坂雄大との接触

 

f:id:naoraou:20181002211259p:plain

 

小林に記事の持ち込みを許された恭介は、早速雄大のスタジオへ押しかけ取材の許可を得る事に成功します。さらに、介の雄大に対する執着心は相当なモノで、雄大の過去を知っている人間達(蝶の昆虫採集家、大学の友人等)に訪問し、雄大の異常性や小さい頃に母を亡くし姉と共に父親から虐待を受けていた事が明らかとなります。

 

また、その父親も不可解な事件に巻き込まれて謎のを遂げており、当時その事件を担当していた刑事とも接触する事が出来たが、事件は未だ未解決で迷宮入りしていると知ったのでした。しかし、父親は刺殺されており殺された場所に雄大と朱里がいた為子供達による犯行ではないかと当時は推測された事もあったが、父親の刺された箇所が成人していないと届かない部分であった為、この推測は却下されたのです。

 

ただ、恭介はこの事件を「別に共謀者がいたのではないか」と推測し、これを小林に発言しますが「センスがあって良い取材をしているのは認める。でも自分で勝手にストーリーを作るな」と突き放され「木原坂にこれ以上深追いするな」と忠告されたのでした。

 

f:id:naoraou:20181002211324j:plain

木原坂朱里と小林良樹との関係

 

雄大の真相を暴くには姉である朱里との接触が必要だと感じた恭介は、小林に「姉の朱里に会いに行ってきます」と言い残したのでした。

 

その夜、1人の男が朱里のマンションを訪れます。その男とは小林良樹でした。2人は朱里の持っていた薬物を摂取し、快楽に溺れます。そして、小林は「耶雲という若いライターが君の事を探している。優秀で危険な奴だから遭わない方が良い」と朱里に忠告しますが、朱里は「会ってみるからその男の名刺をちょうだい」と小林に言ったのでした。

 

f:id:naoraou:20181002211346j:plain

 

そして、恭介と朱里は接触する事となります。

 

※ここで、1回区切ります。何故、区切ったのかは観てのお楽しみ・・・。

 

婚約者・百合子が雄大に監禁される

 

とある森の中で写真撮影をしていた雄大が、休憩中に恭介の婚約者・百合子(山本美月)の存在を知る事となり、興味を持ち始めてしまいます。予め雄大には人の女に興味を持つ習性があると知っていた恭は、この雄大の行動を見て不安になってしまいま

す。

 

また、雄大を追うために結婚を延期した恭介と百合子の間に微妙な空気が漂ってしまいます。やがて、恭介は演劇を見に百合子を誘いますが2人で向かった先に、雄大がいたのでした。その場で握手した雄大と百合子を突き放し、雄大を牽制した恭介によってその場は何も起こらなかったのですが、ある日、百合子のバイト先である喫茶店にまで雄大は潜入し百合子に「モデルになって欲しい」と囁いたのでした。

 

f:id:naoraou:20181002211423j:plain

 

その後、百合子との音信が途絶えてしまった恭介は百合子のバイト先に訪問しますが無断欠席している事を知ります。そして、バイト先にあった百合子の携帯を除くと「今、撮影中」という言葉があったのです。百合子をさらったのは雄大だと確信した恭介は、急いで小林に助力を求め百合子の無事を祈るかのように雄大の家へと向かったのでした。

 

しかし、そんな恭介に待っていたのは「激しく燃え上がった雄大の家」だったのです。

 

果たして、百合子は無事なのか?

 

f:id:naoraou:20181002211450j:plain

 

燃え上がっている女性を見て、写真を撮りながら奇声を上げて喜ぶ雄大・・・。燃え上がった家に突入する恭介小林・・・。

 

「意外性」に満ちた「第2のストーリー」が、今ここに始まろうとしていた( ゚Д゚)

 

岩田剛典の主な代表作

 

クローズEXPLODE

植物図鑑 運命の恋、ひろいました

HiGH&LOW

Vision

パーフェクトワールド         等