※目次
日本映画業界で今1番と言って良い程、人気を集めている男前俳優・岡田准一が主演となる映画となります。他にも小栗旬、長澤まさみ、木村文乃、吉岡秀隆といった主演クラスの俳優が出演する作品となります。
舞台は、北陸地方の石川県と富山県。
石川県能登半島という静かな場所で、当時まだ少年だった四方篤(岡田准一)、田所啓太(小栗旬)、川端悟(柄本佑)がある事をきっかけに殺人事件を犯してしまいます。
そして、そのつらい過去は大人になっても忘れる事など出来ず、ずっと「追憶」として蘇えってくるのです。
<個人評価点>
満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星7
<記事読了時間>
約4分
※1部ネタバレ有り
振り返りたくない過去
篤、啓太、悟の3人にはそれぞれ家庭の事情に恵まれず常に孤独であったという共通点がありました。そして、そんな3人に優しく接してくれたのが、海沿いの喫茶店で務める仁科涼子(安藤サクラ)とその涼子に思いを寄せる電気工事勤務の山形光男(吉岡秀隆)でした。
次第に3人は、母親同然で接してくれる涼子にぬくもりを感じ、足蹴に喫茶店に通った事によって3人の仲が良くなります。しかし、出所してきたばかりの涼子の元愛人で元ヤクザである男が喫茶店に訪れてきた事で、3人にも悲劇が訪れるのです。
その男は、執拗に涼子へ乱暴し自分達にも被害が及んでいました。そこで男を憎んだ3人は密かに襲撃計画を立て、篤は後ろからバットで殴りかかり、啓太がナイフで胸を刺し男を殺してしまったのです。そして男を殺し動揺してしまった3人に涼子は「全て今起きた事を忘れなさい」と言って、3人を庇い自らが殺人犯として自首したのでした。その後3人は、離れ離れになって再会する事はありませんでした。
あの時から25年後の3人
富山県内で刑事をしている篤は、仕事は順調であったが家庭がうまくいっておりませんでした。保育士勤務の妻である四方美那子(長澤まさみ)とは、結婚5年目となるが子供には恵まれず仕事優先な篤と何度かすれ違った事もあって、現在は別居状態となります。
啓太は、石川県輪島で土建屋を営んでおり妻の田所真理(木村文乃)が出産間近である事や2人の新居を契約したり等、順風満帆の日々を送っておりました。ちなみに、2人の新居の土地は25年前に涼子や3人と共に過ごしたあの喫茶店の跡地です。
悟は、東京・板橋のガラス工務店に婿入りしその店の社長となっておりました。しかし、業績が悪く社員は妻と小川という男のみです。また、小川1人分の給料も払えなく挙句の果てには、その小川に給料の支払い延期をお願いする有様でした。そんな悟でしたが会社を守る為、お金を借りる旅に出る事となります。
篤と悟の25年ぶりの再会
富山県のとあるラーメン屋で昼食を食べていた篤がそこで偶然悟と出会います。涼子が言い残した「3人はもう2度と会うな」という言葉を胸に冷たく接する篤とは対照的に、悟は25年ぶりの再開に感動しておりました。
そして2人はその後飲みに行く事となり、やたらとプライベートを詮索してくる悟に警戒する篤でしたが「啓太にお金を借りに北陸に来た」という目的を知り、それに安堵しガラス店の業績の悪さに同情します。さらに帰り際、悟に自分の財布のお金を渡したのでした。
その後、啓太のいる輪島へ向かった悟はそこで啓太と合流しお金を受け取り、その足で久しぶりの帰省もあってか妹の家を訪れる事となります。
悟の突然の死と捜査に向かう篤
殺人事件発生の報せを聞いた篤は、早速現場へ直行するとそこには、先日会ったばかりの悟が死んでいたのです。そして悟の妻である小夜子が富山に訪れてきた為、事情聴取を行います。
現場検証と事情聴取を終えた篤は、悟の住まいがある東京へ捜査に行く事となります。そこで悟のアルバムから「あんどの家」と書かれた封筒を見つけ、気になった篤は宿泊先のホテルであんどの家をネット検索します。すると、石川県のケア介護施設だという事がわかります。
悟との25年ぶりの再会、悟から最後に聞いた言葉「啓太にお金を借りに行く」、ケア介護施設「あんどの家」、そして、蘇えってくるあの25年前の追憶・・・。
急遽、母親の自殺未遂の電話もあって東京での捜査を止め富山に移動した篤は、何かと問題を抱える母親の事を美那子に託し、自分は啓太のいる輪島へ真実を確かめる為に、向かったのでした・・・。
悟と最後に会ったと思われる啓太を悟殺人の鍵を握る人物だと睨む篤。そして、篤と啓太の25年ぶりの再会はどのような展開を迎えてしまうのか( ゚Д゚)
岡田准一の主な代表作
木更津キャッツアイシリーズ
図書館戦争シリーズ
永遠の0
海賊と呼ばれた男
関ケ原 等
※小栗旬映画の前記事