※目次
こちらの映画は、ある女性で恋に落ちた男によるストーカー行為を描いた作品となります。思わずマニア向けなのでは?と感じる人もいると思われますがめっちゃ大ヒットしたスペイン映画なんですよ。
問題の男のストーカー行為が、だんだんとエスカレートしていき、やがて「女性を檻の中に閉じ込めてしまう」といった誤った方向へと向かってしまいます。しかし、自分の欲求の為だけに閉じ込めてしまったのだとつい思い込んでしまいますが、閉じ込めたのにはしっかりとした「理由」があったのです。
この映画の1番の見どころとしては、やはりこの作品の代名詞とも言える「檻」と「監禁」に至ってからの男と女の駆け引きだと思います。また、作中にめっちゃグロいシーンも存在するので、自信の無い方はそのシーンだけはスルーした方が良いかもしれません。ちなみに私は、あまりにもグロ過ぎたので思わずその問題のシーンの時だけ、テレビに背を向けてしまいました。
実は、グロいのが苦手なもんで(笑)
<個人評価点>
危険さ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星10
<記事読了時間>
約5分
※1部ネタバレ有り
セスとホリーの出会い
犬の保護施設で働くセス(ドミニク・モナハン)は一見真面目そうではあるが外見も服装も地味で女性にモテないオーラでいっぱいの男でした。毎日バスで職場と家を行き来するだけの彼にとって、楽しみと言えば保護施設にいるシェパードと戯れるくらいだけでした。
そんなある日、仕事を終えいつも通りバスで帰路に向かう最中にセスは、バスの中で高校時代の同級生であった女性ホリー(クセニア・ソロ)と偶然出会います。彼女は、ミニスカを履いておりとてもセクシーな女性へと変貌していたので、セスはホリーに一目惚れしてしまいます。
そして、ホリーに話しかけたセスでしたが「レストランのウエイトレスをしている」「小説家を目指している」とだけ言われ、すぐにその場を去られてしまいます。
ストーカー行為がエスカレート
ホリーに一目惚れしたセスは、なんとかホリーとの接触を図る為に家に帰ってはネットやSNSを利用してホリーの事を調べ上げます。その内容とは、ホリーの「勤務先」「好きな物、嫌いな物」「恋人の有無」といったモノでした。
そして、ホリーが務めるレストランを突き止めたセスは、そのレストランに潜入しホリーに「バスで会ったよね!」と話し掛けますが「覚えてない」と言われてしまいます。さらにデートの誘いも持ち掛けますが気持ち悪がられ、全く相手にしてもらえなかったのです。
ホリーに全く相手にしてもらえないセスは、なんとかしてホリーと近づきたい感情でいっぱいになり、ホリーの家まで尾行しまうといった「ストーカー行為がエスカレート」してしまうのでした。
大量の花束をプレゼント
セスの存在が怖くなってきたホリーは、ルームメイトのクレア(ジェネット・マーカーディ)に相談しますが「いつもの心配症だ」と適当に返事されてしまいます。また、元彼のエリックとの事で説教されてしまうのでした。どうやらエリックは、ホリーとやり直したいとの事でした。
そして、レストランに通勤したホリーの元へ自分宛に大量の花束が届きます。その花束には、納品者が記されておらずエリックの仕業だと思ったホリーはその夜エリックが務めるBARへと向かう事になります。
しかし、エリックに花束の事を問いただしたホリーでしたが「知らない」と言われてしまいます。そして、そこにはなんと一般客に紛れたセスがいたのです。実は、花束はセスからの贈り物だったのです。恐怖心に支配されてしまったホリーはエリックに助けを求め、セスはエリックから激しい殴打を喰らってしまうのでした。
檻の中の乙女
何度ホリーに追い返されても雑草の如き執念を見せるセスはもう誰にも止まられませんでした。そして「もう閉じ込めて自分の物にするしかない」と思ったセスは、保護施設にあった部品で「檻」を作り上げ、睡眠薬と注射器を持ってホリー宅に忍び込み、ホリーを拉致してしまいます。
ホリーの拉致に成功し保護施設に戻ったセスは、警備員のネイト(ダヴォン・マクドナルド)に怪しまれますが、なんとかその場を切り抜けます。そして保護施設の地下に用意していた「檻」にホリーを閉じ込め「監禁」してしまうのでした。
やがて、目覚めたホリーは「檻」の中に閉じ込められた事を知り、発狂します。そして、その場にセスが現れ「君を救いたい。君の為なんだ」と訳の分からない事を言われてしまうのでした。
しかし・・・。
セスの「君を救いたい」という言葉は、異常者らしい意味不明な言葉だと思いきや、実は彼の発言には「彼女の真実が隠されていた」のです。一体どういう意味なのか?
それは、ホリーの「もう1つの顔」に秘密が隠されております。続きは、観てのお楽しみ( ゚Д゚)