※目次
沙村広明の作品である大ヒット漫画「無限の住人」を、木村拓哉主演で実写化した侍映画となります。「日本一忙しい監督」として有名な三池崇史監督と日本を代表する俳優である木村拓哉との初タッグ作品としても注目を集めた映画です。
この映画の見どころと言えば、変なばあさんによって不老不死の力を得た万次の果てしない生命力と1度失った大切な人を2度失いたくないという強い気持ちからくる闘志、その人に襲う数々のピンチを守り抜いていくシーンだと思います。
<個人評価点>
満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星7
<記事読了時間>
約3分
※1部ネタバレ有り
時は江戸時代
とある事件をきっかけに町(杉咲花2役)の父を殺してしまった万次(木村拓哉)は、その責任を感じ町を自分の義理の妹として面倒を見る事にします。しかし、その事件からしばらくして町と河原で遊んでいる時にちょっと目を離した隙に、町を見失ってしまうのでした。
そして、万次に私怨を抱く謎の男(金子賢)とその仲間達によって町が捕らわれてしまい、万次の目の前で殺されてしまうのです。町が殺されてその怒りで修羅と化した万次は、単身で戦いを挑み片腕と片目を斬られる重傷を負いましたが、その男達を皆殺しにします。
自らも重傷を負った万次は精魂尽き果て死のうとしますが、変なばあさんに止められ不老不死の力を得るのでした。
天津影久による道場破りと凛の万次探し
その頃、天津影久(福士蒼汰)率いる剣客集団「逸刀流」による道場破りが多発し、剣術道場の師範を父に持つ凛(杉咲花二役)にも被害が及びます。目の前で父が天津影久に殺されてしまい、母も天津の部下達に強姦されしばらくして殺されてしまうのでした。
目の前で突然両親を失った凜は、深い悲しみに陥り両親の墓前の前で復讐を誓います。しかし、女手1つでどうにかなる話ではなく、近くにいた万次に不老不死の力を与えた変なばあさんに「万次を探し出し、用心棒にしなさい」と言われ、万次を探す旅に出るのでした。
しばらくして凜は万次を見つけ出します。そして、凛と出会った万次は死んでしまった義理の妹である町と凜がそっくりな事に驚き「面倒くせぇ」と言って断りながらも、その存在が気になってしまうのでした。
万次と凛に襲い掛かる逸刀流の刺客達
万次に断られ一人で天津影久の元へ向かった凜は、その道中で黒衣鯖人(北村一輝)に襲われてしまいます。そして、黒衣から母親が殺されてしまった事や自分の事が好きだと言われ「黒衣鯖人ぶっ殺す」と言って黒衣に斬りかかりますが、簡単にあしらわれてしまい殺されそうになります。
そこで、後から駆け付けてきた万次によって窮地を救われ、黒衣は万次に斬り殺されます。
他にも凶泰斗(満島真之介)、同じ不老不死の力を得ている閑馬永空(市川海老蔵)、乙橘槇絵(戸田恵梨香)との激闘も繰り広げられますが、全て万次によって難を逃れていく事となります。
無骸流の達人である尺良との出会い
数々の激闘を得てすっかり凛と仲良くなった万次は凜に対して用心棒というよりも新しく出来た「大切な妹」の存在になっていました。そして、凛が目標とする天津影久への復讐に向けて自らも進んでいくことになります。
そんな2人の前に突然、無骸流を名乗る尺良(市原隼人)が襲い掛かって来たのです。「俺は誰にも属さない!逸刀流を倒す」と言う尺良と剣を交え、その剣に殺気がない事を感じた万次は、戦いを止め打倒逸刀流に向け尺良と手を組む事になります。
しかし、あまりにも粗暴で女を強姦しようとした尺良に嫌気がさした凜によって、尺良と凛によるバトルが始まり万次によって尺良の片腕が切り落とされてしまいます。万次の裏切りに激怒した尺良は、その場から去り万次を倒す事に専念するのでした。
万次と凛、無骸流の尺良とその一派、そして逸刀流の天津影久といった複雑な相関図が生まれてしまった事で、万次と凜はこの先一体どうなってしまうのか・・・。
木村拓哉の主な代表作
シュート
ハウルの動く城
武士の一分
HERO
SPACE BATTLESHIP ヤマト 等