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映画「リベンジャー 復讐者」の見どころ

※目次

 

こちらの映画は、スペインが生んだラテン系俳優アントニオ・バンデラス主演のサスペンスアクション作品となっております。物語は、仕事一筋で口達者で勝訴を連発する敏腕弁護士の最愛の妻と娘が殺害された事から始まります。

 

また、妻と娘を殺された男はある書物に目を通した事がきっかけで「リベンジャー」として復讐を誓い、今まで無縁であった格闘術にのめり込んで自身を鍛え上げ立ち上がっていく事となるのです。まぁそんな短期間でここまで強くなれるもんか?と思わずツッコミたくもなりますが(笑)

 

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しかし、驚くことに妻と子供を殺した犯人にも理由があったのです。それは、一体何なのか?ヒントは、この映画のタイトルにもあるように犯人も1人の「リベンジャー」だったのです。また、分かりやすいタイトルな上に観てて映画の進行も理解し易くまとめられています。なので、一回は観てみる価値はあるかもです( ゚Д゚)

 

<個人評価点>

満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星7

<記事読了時間>

約5分

 

※1部ネタバレ有り

 

妻と娘が殺された

 

一人の男が暗い表情を浮かべとあるレストランに入り、一人コーヒーを飲んでおりました。その男の名は、フランク・ヴァレラ(アントニオ・バンデラス)。彼は、ウェイトレスの「注文は?」の問いに対して寡黙を貫き、何やら耳を研ぎ澄ませているようでした。

 

そして、突然裏の厨房へと潜入しその場にいたコックと乱闘し始めます。彼には、一体何があったのか?ここから物語は、1年前に遡ります。当時、敏腕弁護士としてその弁舌を買われ法廷での仕事に追われていたフランクには、最愛の妻・スーザンと娘・オリビアがおりました。しかし、フランクは仕事を優先する余り娘の大事な「歌の発表会」の日も得意の舌先三寸で言い訳をして、参加する事が出来なかったのです。

 

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そして、妻と娘より先に帰宅して「ごめんね!」と書かれたぬいぐるみを娘のベッドの枕元にそっと置いたフランク。また、スーザンから娘の発表会を映した動画がメールで送られてきます。「また、やってしまった!」と悲嘆に暮れるフランクでしたが、待てども妻と娘が一向に帰ってきません。不安に駆られるフランクの元へ警察官達が訪問してきます。そして、彼らから「妻と娘が殺された」と伝えられるのでした。

 

償い

 

我を忘れ妻と娘の死体現場へと赴いたフランクは、あまりのショックでパニックに陥るのです。また、妻と娘の葬儀の際も妻の父親から「今まで娘と孫娘の手前、我慢してきたが以前から口だけが達者な君の事が嫌いだった。今後二度と話しかけないでくれ!」と罵倒され、黙ってその言葉に頷いたフランクはその場で悲嘆にくれるのでした。

 

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突然独りぼっちとなったフランクは、そのあまりの孤独感と罪悪感で頭がいっぱいになってしまいます。また「娘の発表会に参加しておれば!」と自分を責め続ける事となります。警察にも他殺である事は間違い無いが証拠品として挙がってきたのが現場にあった「金色の糸」のみで犯人捜しの糸口にはならないと言い渡されます。警察の対応に愕然とし、不甲斐ない自分にも嫌気がさしたフランクは、そのまま警察署を後にし近くにあったバーに立ち寄っては酒に溺れてしまいます。

 

すると、偶然そこに警察署で見掛けたハンク・ストロード刑事(カール・アーバン)が店の裏へと進入していく姿を見かけたので、フランクはその後を追います。なんとその先には「地下格闘技場」があったのでした。そして、人が殴り合ってるシーンを見て何かを感じたフランクは、ここで自らがサンドバッグとなる事によってそれが自分のせいで妻と娘が死んだ事への償いになると考え、これがきっかけとなってリングへと昇っては悪漢達からボコボコにされる毎日を送る事となります。

 

自省録

 

そんなある日、いつも通り悪漢達からいいようにボコボコにされるフランクでしたが、その様を見かねたのか一人の男に助けられます。その男とは、警察署で面識のあったハンクでした。また、ハンクから「俺は、仕事の鬱憤を晴らしにここを利用している。君の妻と娘の事件は、全く進展無しで警察内ではこのままだと迷宮入りすると言われている。妻と娘の事で自分を責めるな!」と言われますが、フランクは「それは、俺と同じで口での出任せだ!警察は、本腰を入れてないだけ!」と返し、その場を後にします。

 

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日は沈み暗い夜道を歩くフランクに「おじさん!私と遊ぼうよ!」と13歳の小娘が売春の誘いをしてきました。さらに、その小娘と関係のある町のチンピラに絡まれ足をナイフで刺され、本屋に突き飛ばされてしまいます。その後、小娘とチンピラは車でいなくなりますが、足から血が出るフランクはその場にあった1つの書物をガーゼの代わりとして傷口にあてたのでした。

 

すると、その書物に書かれていた「罪を犯した者だけを罰せよ」という言葉が目に入り興味を惹かれたフランクは家に帰ってその書物を読み漁ります。その書物とは、ローマ時代の皇帝で哲学者でもあったマルクス・アントニウス・アウレリウス著の「自省録」というモノでした。そして、この自省録に刺激を受けたフランクは最愛の妻と娘を殺した犯人への復讐を誓い、自らが得意とする口を封じ自身を鍛え上げるべく空手や柔道の道場へと通い、筋トレをして1人の戦士へと成長するのです。また、警察は当てにならないとし独自で犯人捜しを行う事としました。

 

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衝撃の事実

 

まず、フランクはスーザンとオリビアが殺害されたボロボロの貨物駅を探索します。すると、口を封じた事で耳が発達したフランクは、わずかな音を頼りにそこにあったコンテナから今は留守だが直近まで人が住んでいたであろう痕跡を発見し、何か手がかりを掴んでいるかも知れないと睨みます。さらに、その場を一旦後にしようと車の場所まで戻るとロシアンマフィアの連中が自分の車を盗もうとしている最中でした。

 

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鍛え上げた格闘術でロシアンマフィアを一蹴したフランクでしたが、仕留め損ねたマフィアの1人に銃で腹部を撃たれてしまいます。思わぬダメージで徐々に意識を失っていくフランク。しかし、そこに偶然居合わせた1人の女性によって介護され、一命を取り留める事になります。彼女は、ERの看護師アルマ(パス・ベガ)という女性で地元ホームレスを中心に慈善活動を行っておりこの地区の情報に詳しく、フランクが気になるコンテナの住人がシバーズという男であると教えてくれるのでした。

 

彼は、レストランでコックをしており不規則な就業時間である為、コンテナに帰ってくる日が少ないとアルマに伝えられたフランクは、彼が働くレストランへと強行します。そして、現在・・・。

 

フランクは、レストランの厨房へと侵入しコックであるシバーズを武力で屈服させ、妻と娘の写真を見せたのでした。すると、シバーズから「恐ろしいモノを見てしまった。2人は警察官に殺されたんだ!」と告げられるのでした。そして、犯人は警察官であると知ったフランクはその後警察署へと潜入し、PCから妻と娘が殺害された夜にその地区を担当していた人間は誰なのか?を調べました。

 

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すると、その人間とはまさかのハンクだったのです。何故、ハンクは妻と娘を殺害したのか?驚きを隠せないと同時にその動機が掴めないフランクは、その日から毎日ハンクを追跡し続け、ついにハンクの留守を狙って家へと潜入する事に成功します。すると、そこにあった衝撃の事実を知ってフランクは言葉を失ったのでした。その衝撃の事実とは、一体何なのか?それは、フランクが舌先三寸で臨んでいた過去の裁判に関係していたのです( ゚Д゚)

 

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 ※アントニオ・バンデラス映画の前記事